NHKの子育て応援サイトが、乳幼児のデジタルメディアの利用実態調査を実施。その結果、スマートフォンを持つ親のうち13.7%が、0歳児にスマホを使用させたことがあると回答。また、年齢別の使用率を聞いたところ、0歳児の親の71%は子供に使用させたことがあることが判明した。
この調査は、子育て応援サイト「すくコム」が2015年11月、スマートフォンを利用する1612名の父親・母親を対象に行ったもの。「0~6歳の乳幼児にスマホを利用させたことがあるか?」という質問に対し、76%が「ある」と回答した。
そして利用開始年齢については、「1歳」がトップで37.1%、以下「2歳」(24.9%)、「0歳」(13.7%)、「4歳」(11.5%)の順。年齢別使用率は0歳で71%、1歳で72%、2歳では82%に上ることが明らかになった。
一般には、0~1歳と乳幼児がスマホを操作する…というのは想像しづらいが、「乳幼児が勝手にスマホをいじっていた」という事件は少なくないようだ。ツイッターを見ると、
「1歳の息子がiPhoneのロック解除して勝手にツイートしとった」
「スマホ使ってやがる笑 1歳なのに… こなしてる笑」
「2歳の姪っこが早くもスマホのYouTube自分で操作してエンドレスサーフィンどっぷりなんですけど…?」
「2歳位になるかならないかの子どもがスマホを操る姿は可愛いが……今の子どもたちは当たり前に操れるんだよなぁ……」
など、使用例は枚挙に暇がない。
なお、「すくコム」の調査では、54.4%が「ほんとうは使わせたくないが 使わせてしまっている」と回答したほか、使わせる理由の上位には「子どもが写真を見たがるから」(51.6%)、「公共の場所などで静かにしてくれるので便利だ」(50.3%)などが入っており、できれば使わせたくないという親が多いようだ。しかし、親が頻繁にスマホをいじっていれば、子どもが触りたがるのは当たり前。「0歳児で71%」という結果は、まさに「子は親の鏡」を地で行くものだったのかもしれない。
(金子則男)
記事提供/『R25スマホ情報局』
※当記事は2016年01月21日に掲載されたものであり、掲載内容はその時点の情報です。時間の経過と共に情報が変化していることもあります。