2016年1月23日,CyberZは東京都内でイベント「RAGE vol.1 〜Vainglory Japan Cup〜 GRAND FINALS」を開催した。「RAGE」は,複数のゲームタイトルを採用し,CyberZが年間を通して運営するe-Sports大会だ。その第1弾では,スマートフォン向けMOBA「Vainglory」(iOS / Android)が競技種目に採用され,2015年12月よりオンライン予選が開催されていた。本稿では,会場にて行われた決勝戦などの模様をレポートしよう。
リンク:「RAGE」公式サイト
予選を勝ち抜き準決勝に進出したのは,ILLMATIC,Team GL,PotentiaL,Divine Brothersの4チーム。このうち,ILIMATICを破ったTeam GLと,PotentiaLを破ったDivine Brothersが決勝戦に駒を進め,日本一の座をかけて争うことになった。
決勝戦は,最大3ラウンドを戦い,先に2本先取したチームが勝利になるというルールで行われた。第1ラウンドは,Divine Brothersが序盤から中盤にかけてTeam GLを圧倒。このまま勝負を決めるかと思われたが,その後,集団戦からTeam GLが攻勢に転じ,逆転勝利を収めるドラマチックな展開となった。
続く第2ラウンドは,先ほどとは一転して両チーム慎重な展開となったが,序盤から優勢を保ち続けたDivine Brothersが勝利し,勝負を振り出しに戻す。
Team GLが大規模な大会で優勝したのは今回が初めてとのこと。メンバーは口々に喜びを語ると同時に,今後もさらなる高みを目指して頑張りたいと意気込んでいた。
イベントのエンディングで登壇した大会運営責任者であるCyberZの取締役 大友真吾氏は,「とにかく選手達に光を当てたい」「会場の観客や配信の視聴者とともに一体となって盛り上がるシーンを形成したい」と,あらためてRAGEのコンセプトをアピール。そして2016年春に開催予定のRAGE vol.2では,再び「Vainglory」を競技種目として採用すると発表した。
またイベント終了後,メディアの取材に応じた大友氏は,RAGEを継続することでe-Sportsの選手ならびにファンを増やし,海外のe-Sportsシーンに負けない状況を作り出したいと意気込みを見せた。
リンク:「Vainglory」公式サイト
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