バルセロナに所属するアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが、プロデビュー前の17歳の時、エスパニョールへの移籍目前まで迫っていたことが判明した。イギリス紙『デイリーメール』が25日に報じている。
1987年生まれのメッシがバルセロナの下部組織に加入したのは2001年。以降、スペインでトレーニングで重ねたメッシは、2004-05シーズンに当時17歳でリーガ・エスパニョーラ初出場を果たした。2005年5月1日の第34節アルバセテ戦では、当時のクラブ史上最年少ゴールを挙げている。
17歳の若さでトップチームでのキャリアをスタートさせたメッシだが、2004-05シーズン開幕前、エスパニョールへの移籍が目前に迫っていた。報道によると、現トッテナム指揮官で元アルゼンチン代表DFのマウリシオ・ポチェッティーノ監督が「メッシは17歳の時、エスパニョール移籍のサインをする直前まで迫っていたんだ。結局、実現しなかったけどね」と明かしたという。
「移籍実現まで、ほんの数センチメートルのところまで迫っていたんだよ。信じられないかもしれないけど、これは事実だ」
ポチェッティーノ監督は当時、エスパニョールに所属。メッシの移籍が実現していた場合、アルゼンチン代表の後輩でもあるメッシとともにプレーしていたことになる。ポチェッティーノ監督は「こういうことは、フットボールの世界では日常的に起きるものだ」と、成立寸前での移籍破談を称している。