大阪府警警察学校で10代の生徒2人が、別の20代の生徒から平手打ちなどの暴行を繰り返し受けていたことが25日、府警への取材で分かった。うち1人は腕にアイロンを押し当てられ、やけどを負っていた。

 府警監察室によると、20代の生徒は内部調査に対し、2人に暴行したことを認め、依願退職の意向を示しているという。

 3人は寮の同じ部屋で生活。20代の生徒は昨年4月に入校し、寮生活について2人を指導する立場にあった。2人が入校した昨年10月以降、平手打ちしたり、蹴ったりする暴行を10回程度繰り返したという。

 このうち1人に対しては、今月13日夜、寮の部屋で左腕にアイロンを押し当て、2週間の治療を要するやけどを負わせた。