愛知の夫婦強殺、男に死刑求刑 名古屋地裁
愛知県碧南市で1998年、会社役員馬氷一男さん=当時(45)=と妻里美さん=同(36)=を殺害したとして、強盗殺人などの罪に問われた無職佐藤浩被告(39)の裁判員裁判の論告求刑公判が25日、名古屋地裁(景山太郎裁判長)で開かれ、検察側は死刑を求刑した。共犯とされる堀慶末被告(40)は一審で死刑判決を受け、控訴中。
起訴状によると、堀被告ら2人と共謀して98年に碧南市の住宅で馬氷さん夫婦を殺害して約6万円を奪ったほか、2006年には堀被告とともに名古屋市の住宅に侵入、70代女性の首を絞めて、約2万5千円を奪ったとしている。