2010年8月から「人間活動」に専念するとして音楽活動を休止している歌手の宇多田ヒカルが、4月4日スタートのNHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』の主題歌を担当することが発表された。2012年11月に公開された映画『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』のテーマソング「桜流し」以来となる楽曲発表に、ネット上のファンも大喜びだ。
活動休止中の宇多田ヒカルを主題歌に起用したことについて、『とと姉ちゃん』の制作統括・落合将氏は番組公式サイトで「復帰宣言すらしていない彼女にオファーするのは大変勇気がいりましたが、結果は、奇跡のようなタイミングでお引き受け頂き、喜びで胸が一杯です」とコメント。どうやら“一か八か”のオファーだったようだ。
また、宇多田本人もツイッターで「仕事の話じゃい!4月4日から始まるNHKの朝ドラ『とと姉ちゃん』の主題歌をやらせていただくことに」と報告。さらに「今、ちょうど曲の真ん中辺りの歌詞残り一行を絞り出そうとしているところ」と、まさに作詞の途中であることを明かした。
そんな宇多田だが昨年12月に一度復帰報道が出ている。しかし、この時は所属レコード会社と、宇多田の父で音楽プロデューサーの宇多田照實氏が復帰を否定。ファンにとってみれば、一度肩透かしを食らったうえでの今回の正式な復帰発表ということで、ツイッターでは、
「宇多田ヒカル新曲、これはガセではなく事実だな?喜んでいいんだよね?」
などと少々疑いつつも、喜びをかみしめている様子だ。
また、前述した『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』の「桜流し」を含め、過去3作の『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』では宇多田がテーマソングを担当している。そんな宇多田が復帰するということで、ツイッターでは、
「宇多田ヒカル復活と聞いてシンエヴァフラグと考えてしまう程度のエヴァ脳」
と、現在製作中の次回作『シン・ヱヴァンゲリヲン劇場版』の完成に期待を寄せるネットユーザーも多かった。
ちなみに『シン・ヱヴァンゲリヲン劇場版』の総監督である庵野秀明氏は、実写映画『シン・ゴジラ』でも総監督を務め、こちらは7月29日に公開予定。エヴァ新作の完成は、少なくとも『シン・ゴジラ』よりも後となりそうだ。
※当記事は2016年01月23日に掲載されたものであり、掲載内容はその時点の情報です。時間の経過と共に情報が変化していることもあります。