メディアクリエイトが、1月11日~17日のコンシューマ向けハードの週間販売台数を報告。年末年始の商戦時期も過ぎ、サイフの紐をかたくする人が多いこの時期、例に漏れずどのハードも売れ行きがよろしくないようだが、その中でも一際目を引くのが、1週間でわずか99台という「Xbox One」。ところがゲーマーからはなお、「売れすぎだろ」という驚きの声が上がっている。
全体の売上を見てみると、トップは「New3DS LL」の約3万台、「PS4」がわずかに下回り約2万5,000台となる。続いて「Vita」が約1万8,000台、「WiiU」が驚きの約1万5,000台、「New3DS」約6,000台、「3DS」約5,000台、そして「PS3」が大奮闘の約2,000台という結果に。
しかし、問題は「Xbox One」である。なんと売上は“ケタ違い”の99台。惜しくもあと1歩というところで、3ケタに届かなかった。この衝撃的な売れなさに対して、「1日10台以上売れてるとか嘘だろ?」「99人はなんで買っちゃったの? 異端児気取り?」と、99台という売上に対してすら疑いの声が寄せられている。
「Xbox 360」の次世代機種として、日本では2014年9月に発売された「Xbox One」だが、「360で懲りた。あれで駄目だったのに新しいのが成功できるわけねえ」「家ゴミ買ってる時点で全員ヤバい」「オカンがPS4と間違って買ってきたレベル」など、買う理由すら見つからないと批判するゲーマーが多い。
発売から1年半近く経ってはいるが、06年の販売開始から10年近く経っている「PS3」ですら2,000台も売りあげているのだ。なお、「Xbox One」は累計売上台数も脅威の5万台……ただし、世界的にみると累計販売数は1,300万台を超えるため、日本での突出した不人気ぶりがよくわかる。
“家ゴミ”呼ばわりまでされる「Xbox One」。ソフトが充実していないという指摘も多いが、『Fallout』や『バイオハザード』、『トゥームレイダー』シリーズなど、人気ソフトもあるにはある。しかし、販売価格に対しては「PS4よりまだ高いとか何様だよ」「4万円の価値は断じてない」「さっさと値下げしろ」という声が圧倒的だ。
その反面、「MSはコントローラー屋だからな」「コントローラーに命かけてる」「コントローラーは最高!」など、コントローラーへの評価は抜群のよう。日本では今年2月に発売予定の新作コントローラー「Xbox Elite Wireless Controller」は、149.99ドル(日本円で約17,000円)という価格にも関わらず、アメリカでは売り切れが続出しているとか。
「One本当に売ってたのか」「店頭で見たことねぇ」など、その存在自体を疑われている「Xbox One」だが、毎週100人近くが購入していることだけは間違いないようだ。いっそのこと、新作コントローラーに付属する形で売ってみたらどうだろうか?