26日に行われるAFC U-23選手権カタール2016(オリンピック・アジア最終予選)準決勝で、U-23日本代表はU-23イラク代表と対戦する。試合を翌日に控え、MF遠藤航が取材に応えた。
左脚の付け根に違和感のある遠藤は、公開された冒頭の練習では別メニューで調整。検査は受けていないものの、「昨日より良くなっている」と口にし、当日の状態次第で出場するために「準備はしています」とコメントした。
イラク戦は、勝てばリオデジャネイロ・オリンピック本戦出場が決定する大一番。同選手は「ずっと勝ってきて、やってきたことを信じてやるだけ」と主張。今大会ここまで4試合1失点の堅守に自信を示し、「攻撃も焦れずにやって、点を取ってくれている。厳しい試合になると思いますけど、我慢しながら状況をしっかり読んでやればいいと思います」と語った。
遠藤は、2010年と2012年のAFC U-19選手権に連続出場を遂げたものの、チームは韓国とイラクに敗れ、2大会連続のベスト8敗退を経験した。当時について「うまくいかないと、ちょっと落ちてしまうことがあった」と振り返ると、「メンタルが強くなったというか、落ち着きだったりが付いてきていると思う」とメンタル面での成長を実感し、「戦う姿勢は変えずに、冷静さも対アジアを考えると大事だと感じています」と述べた。
そして、「明日で終わるわけではないので、自分らはリオを決めて、リオまでにさらに良いチームになっていかないといけない。その先のことは決めてから考えればいいですけど、明日は集大成みたいな感じでは臨まずに、試合としていつもどおりのメンタリティで臨めればいいと思います」と意気込みを明かした。