【シカゴ時事】米ファストフード大手マクドナルドのオザン最高財務責任者(CFO)は25日、5割出資する日本法人の株式の一部売却を検討していると正式に表明した。日本法人にブランド使用などを認める現行のライセンス契約は維持し、日本での事業を従来通り継続する方針だ。

 オザン氏は「業績回復を加速させるような戦略的投資家が見つかれば(日本法人株の)一部を売却したい」と説明。売却先の選定作業は「初期段階だ」と述べた。

 マクドナルドが同日発表した2015年10〜12月期決算は、純利益が前年同期比10%増の12億620万ドル(約1425億円)。既存店売上高は世界全体で5.0%増、日本は1.6%増だった。