AFC U-23選手権カタール2016(オリンピック・アジア最終予選)準決勝が26日に行われ、U-23日本代表とU-23イラク代表が対戦。日本が2-1で勝利を収めて決勝進出、2位以内を確定させ、6大会連続の五輪出場を決めた。決勝点を挙げた川崎フロンターレMF原川力が、試合後に記者団の取材に応じた。
原川は後半アディショナルタイム、劇的な決勝点を挙げた。ゴールシーンを振り返って、「(足を)振り過ぎて緊張したけど、うまく抑えて枠に入ってくれました」と、第一声。自身のプレーについては「90分を通して考えたら特に何もできなかったし、そこの部分をこだわってやっていきたい。ミスも多かったし、まだ1試合残っている。課題を修正していきたい」と、反省点を口にした。
五輪出場権を懸けた重要な一戦で先発出場を果たし、大仕事をやってのけた原川。スタメン入りについては「もちろんスタメンのほうが嬉しいし、ボランチは“90分の中で何がができるか”という部分がある。ただ、個人的には90分の中で何もできていないし、そっちのほうに目を向けなくてはいけないかなと」と、重ねて自身の課題を口にしていた。
決勝進出を決めた日本は、6大会連続で五輪出場権を獲得した。原川は「やっぱり非常に嬉しかったし、目標を達成できたことが非常に嬉しくて達成感もある。ただ、先を見なくてはいけないし、(グループステージ初戦から決勝まで)6勝してオリンピックに(行くということに)こだわっていきたい」と目標達成を喜びつつも、30日の決勝を見据えた。
日本は30日の決勝で、U-23韓国代表と対戦する。