2014年7月、政務活動費をめぐる記者会見で号泣する野々村竜太郎県議(当時)=神戸市
共同通信社

 日帰り出張を繰り返したなどとうその報告書を提出し、政務活動費約913万円をだまし取ったとして、詐欺などの罪に問われた元兵庫県議野々村竜太郎被告(49)の初公判は26日午後も神戸地裁(佐茂剛裁判長)で続き、被告人質問で野々村被告は「覚えておりません」と繰り返した。地裁は同日、野々村被告を3月25日まで勾留することを決めた。次回公判は2月22日の予定。

 収支報告書に誤りがある可能性について弁護側に問われ「作業量が多く、十分に確認せずに書いてしまった可能性がある」とした。