政務活動費を騙し取ったとして、詐欺罪などに問われている元兵庫県議・野々村竜太郎被告(49)に対する初公判が、1月26日に神戸地方裁判所で開かれた。この初公判を報じたニュースサイト「ニュース速報Japan」の誤記がネットで話題になっている。
昨年11月の初公判は「精神的に不安定」を理由に欠席した野々村被告が、号泣会見から約1年半ぶりに公の場に姿を現した。黒のスーツにスキンヘッドという出で立ちで出廷した野々村被告は、公判では号泣することなく冷静に「政活費の交付は受けたが、虚偽の記載はしていない」などと容疑を否認した。
ニュース速報Japanは、この記事をTwitterに投稿する際「スキンヘッド元県議は頭を野々村にしており、法廷にどよめき。」と、「野々村」と「スキンヘッド」を誤って逆に記してしまった。ツイート後すぐに、「先ほどの野々村竜太郎被告のツイートに関して、正しくは『野々村元県議は頭をスキンヘッドにしており』の誤りです」と訂正。しかし、「スキンヘッド元議員」「頭を野々村」という想像を超える言葉の面白さにネットは大反響。「コーヒー吹き出したわ」「誤字だけでこれだけ面白くなるもんなんだなw」「スキンヘッド元県議とか腹筋しぬに決まってるやん」「そりゃどよめくわ」「これはヤバい絶対流行る」などとコメントが殺到、誤記ツイートは7万回以上リツイートされている。
また、脳科学者の茂木健一郎氏もこの誤記に反応。自身のブログで、「言葉を、その本来の意味、文脈から切り離して用いることは、シュールリアリズムの基本的技法」「野々村元県議のお人柄に、そのように記者の脳を取り乱させるパワーがあることも事実でしょう」と解析した。