2015年11月21日に公開された『ガールズ&パンツァー 劇場版』の興行収入が10億円の大台に達したことが分かった。1月27日に、映画配給の大手4社から構成される日本映画製作者連盟(映連)は、2015年の映画興行の概要を発表した。
毎年恒例となる前年度公開映画で興行収入10億円を超えた作品のリストに『ガールズ&パンツァー 劇場版』がリストアップされた。興行収入は10億円とされ、映画のヒットの目安とされる10億円の大台を超えたことになる。
『ガールズ&パンツァー』は、2012年にオリジナルテレビアニメシリーズとしてテレビ放送された。監督は『SHIROBAKO』や『監獄学園』などのヒットメーカー水島努、脚本は吉田玲子と実力派を起用した。戦車と美少女の取り合わせ、意表を突いた世界観から人気を呼んだ。
アニメ映画のヒット作は多いが、深夜アニメ発で興収10億円を超えるものは多くない。2015年度は『ガールズ&パンツァー 劇場版』以外では、6月公開の『ラブライブ!The School Idol Movie』が28億4000万円という大記録を築いている。こちらは2015年度の邦画でランキング8位、松竹配給の映画ではトップとなっている。