こま犬が盗まれ、片方の台座だけが残った鯉喰神社=26日午後、岡山県倉敷市
共同通信社

 岡山県内の約10の神社で昨年7月以降、備前焼のこま犬が相次いで盗まれていたことが26日、分かった。県警は古美術としての転売目的の可能性があるとして、窃盗容疑で捜査している。

 県警によると、昨年7月~今月に、盗まれた神社から被害届や相談があった。岡山県神社庁によると、少なくとも鯉喰神社(倉敷市矢部)と素盞嗚神社(同市帯高)、荒神社(同市帯高)で計5体が盗まれた。

 捜査関係者によると、人目に付かない時間帯に、車などで運んだとみられる。県警は目撃情報を集めるとともに、転売された可能性もあるとみて、捜査を進めている。