海上自衛隊鹿屋航空基地で、試験飛行に向けて最終調整が進められるゼロ戦=27日午前、鹿児島県鹿屋市
共同通信社

 太平洋戦争中、日本海軍の主力戦闘機だった零式艦上戦闘機(ゼロ戦)を復元した機体が27日、海上自衛隊鹿屋航空基地(鹿児島県鹿屋市)で試験飛行した。当時の時代背景を振り返り、日本の未来を考えてもらおうと東京の会社が企画、基地の協力を得た。機体は日本人所有で、資格を持つ米国人が操縦する。基地内では一般の見学はできなかった。

 主催者のゼロエンタープライズ・ジャパン(東京)は「二度とあってはならない悲しい歴史を背負っているが、日本のものづくりの原点」と説明。戦後、日本人が所有するゼロ戦が日本で飛ぶのは初めてという。

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