シャフタールが、ブラジル人FWアレックス・テイシェイラに対するリヴァプールからの獲得オファーを却下していたことが明らかになった。大手メディア『スカイスポーツ』が27日に報じている。
テイシェイラは、今冬の移籍市場で複数クラブからの興味が報じられており、リヴァプール加入が有力視されていた。しかし、アメリカメディア『NBC』のインタビューに応えた同選手は、「クラブはリヴァプールからの正式オファーを受けていたのに、却下したんだ。僕にはなぜなのか分からないよ」と、クラブ間の交渉が上手くいっていないことを明かした。
「イライラするよ。素晴らしいオファーを前にしたのに、監督と会長が決断を下した。だから今は辛抱強く待つだけだね」と苛立ちを口にし、「リヴァプールは巨大なクラブで、多くの偉大な選手たちを輩出してきた。リヴァプールのシャツを着て戦うのは名誉なことだろう。10歳の時から一緒にプレーした(フェリペ・)コウチーニョとともにプレーすることがとても楽しみなんだ」と移籍希望を強調した。
テイシェイラはヴァスコ・ダ・ガマの下部組織出身。2008年にトップチーム昇格を果たすと、2009年12月にシャフタールへ移籍した。昨シーズン、ウクライナ・プレミアリーグで自己最多となる17ゴールを記録すると、今シーズンもここまで公式戦で合計25得点を挙げる活躍を見せている。年代別のブラジル代表には選ばれ続けていたものの、いまだにA代表招集歴はなく、これまでも代表入りを目標に掲げていた。
同選手は「僕はもう26歳になる。代表チームに入りたいと切実に思っているんだ。2018年の(ロシア・)ワールドカップはキャリア最後のチャンスになるだろう。だからビッグクラブに行って、自分が高いレベルでプレーできることを見せて、ブラジル代表に選出されたいんだ」と主張している。