ランスタッドは1月27日、働く人をひきつける「エンプロイヤーブランド(企業魅力度)」を世界共通基準で調査する「ランスタッドアワード2016」の日本の調査結果を発表した。
ランスタッドがグローバルで行った調査によると、「エンプロイヤーブランド(企業魅力度)」の高い企業とそうでない企業を比べた場合、人件費や採用費用がそれぞれ10%、約45%削減されるといったことが判明しているという。
ランスタッドアワード2016の首位を獲得したのはサントリーとなった。同社は「興味深い仕事がある」、「職場環境が快適である」の項目で1位を獲得したほか、特に女性から高く評価されたという。同社は3年ぶりに1位を奪還した。
第2位以降は、キリンホールディングス、明治ホールディングス、トヨタ自動車、パナソニックとなっている。また、アサヒが昨年19位から、キヤノンが昨年11位からそれぞれ順位を上げ、初めてトップ10入りした。
また、ランスタッドが独自に制定するエンプロイヤーブランドを形成する10の指標別では、2年連続でトヨタが最多の7項目で、ランスタッドアワード受賞のサントリーは2項目で1位に選ばれた。また、全日空は「教育訓練が充実している」で、昨年の2位から1位に返り咲いた。