沖縄県豊見城市の小学4年の男子児童が昨年10月に自殺した問題で、男児の両親は28日、那覇市で初めて記者会見し、男児が担任教諭にいじめの被害を相談していたと明らかにした。児童や教職員を対象とした記名式アンケートの実施を学校に求め、「真相を解明してほしい」と訴えた。

 両親によると、男児は昨年6月ごろから、蹴られたり、無視されたりするいじめ被害を両親に訴え始めた。当初は「先生が(いじめた児童を)注意してくれた」と話していたが、夏休み前後には「(先生に)言っても、何もしてくれん」とこぼすようになったという。