昨年3月にテレビ東京系にて放送されたドラマの舞台化『カサネ』が、1月26日に初日を迎えた。本番前の記者会見にはドラマから主演を務める元AKB48の高城亜樹、遠藤雄弥らキャストが登壇。高城は、「この作品が初舞台。AKB48卒業後、女優としての初仕事ですので、すごく気合が入っています」と意気込みを語った。
人並みはずれた知識量と機転で嘘を重ね、“不都合な真実”を“都合のよい美談”へと作り変えていく一族「カサネ」。一族の末裔である多々良見花弥生(高城)と多々良見幸一太郎(遠藤)が、嘘を重ねることによって様々な依頼を解決していくサスペンスコメディ。依頼人である美しいマジシャン・大貫遥に入山法子、そのアシスタント・ブルー牟知原に今野浩喜、カサネと依頼人を繋ぐ謎めいた人物・灰蟹宗助に酒井敏也を迎えた5人舞台だ。
「とにかく口が悪くて礼儀がなっていない役。普段の自分とのギャップが大きいです」と役柄について話した高城に、遠藤は「僕はIQが182という秀才で自分とは似ても似つかない役。だけど妹(高城)には頭があがらない。これは普段から頭があがらないのでちょうどいいかなと(笑)」と明かし、さらに今野は、「延々と高城さんに顔をいじられる役なんですが、“くそたれが!”の言い方がすごくうまいんです。普段は口が悪い人なんだろうな、と俺は思っています」と追撃し、会場を笑わせた。
女優としての今後の目標について質問された高城は、「この人が出ているとおもしろいよねって言われるような、作品に欠かせない女優になりたいです。温水洋一さん、ステキだなって思います。女版・温水洋一といいますか、年を重ねて味が出るような女優さんになりたいです」と夢を語った。それを聞いた酒井は、「温水くんが好きなの?」とポツリ。さらに「僕よく間違えられるんですよ。仲はいいんですけど、一番イヤなんですよ」と話した。慌てた高城は、「(酒井を)すごく尊敬してますよ。千秋楽には温水さんじゃなくて、酒井さんになっているかもしれない」と取り繕うが、「かもしれない?」と酒井が追い打ちをかけ、一同は大爆笑。今野は、「そうなるように、お前がんばれ、みたいな(笑)」とつっこみ、さらに会場を沸かせた。
舞台『カサネ』は1月31日(日)まで東京・赤坂RED/THEATREにて上演。