「ガルパン劇場版」興行収入10億円に到達 フィルム配布や「4DX」上映でますます盛り上がりそう | ニコニコニュース

ガールズ&パンツァー劇場版
ねとらぼ

 現在上映中の映画「ガールズ&パンツァー 劇場版」の興行収入が10億円に達したことが、一般財団法人日本映画製作者連盟の2016年1月発表で明らかとなりました。映画は一般的に興行収入が10億円を超えるとヒット作と見なされるそうなので、これで名実ともにヒット作の仲間入りを果たしたと言えそうです。

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 ガールズ&パンツァーは、戦車を操って勝敗を競う「戦車道」が女性のたしなみとされている世界で、主人公・西住みほたち女子高生の活躍を描いたオリジナルアニメ(2012年〜13年に掛け全12話が放送)。ミリタリー×女子高生という組み合わせと、スタッフの音へのこだわりが多くの人たちのハートを鷲づかみにしており、ガルパンにハマった人は通称「ガルパンおじさん」と呼ばれるなど、現在最も注目されているアニメの一つとなっています。

 また、公開されている劇場の中でも、音響に並々ならぬ情熱を注いだ“極上爆音”上映が行われている「立川シネマシティ」は特に人気が高く、公開から2カ月たった現在(11月21日ロードショー)でも連日予約でいっぱいという状況。1月28日には上映中にスピーカーが「白旗」を上げ、音声が聞こえなくなるという事態が発生(現在は復旧)しましたが、戦車の重低音だけが鳴り響くという状況を楽しむ人たちも多く、目立った混乱は起こらなかったそう。ガルパンってすごい。

 また、舞台として描かれている茨城県大洗町には、多くのファンが「聖地巡礼」として訪れており、ふるさと納税の寄付額が急増するなど、ちょっとした社会現象にまで発展しています。

 1月30日からは「ダブル生コマフィルム」の配布がスタートするほか、2月20日からは映画の展開に合わせて座席が揺れたり、水しぶきや香りまで再現することで臨場感を高めた「4DXデジタルシアター」(全国30館)での上映も決定、ますます記録を伸ばすことになりそうです。