「ドラゴンボール」じゃなくて、カップヌードルの話。
日清食品は、日頃の食生活で不足しがちな野菜を手軽にたくさんおいしく食べられる(?)「カップヌードル ベジータ 豚キャベツとんこつ」を、東京都練馬区の野菜直売所で販売している。
そう、野菜の直売所でカップヌードルを売っているのだ。ちょっとよくわからない。
カップヌードル ベジータ 豚キャベツとんこつは、“キャベツが多すぎる”カップヌードルの新商品。具材にはシャキシャキとした食感と炒めたような風味が特徴のキャベツと野菜が入っており、1食で1日に必要な量の3分の1の野菜をとることができるそうな。スープはジンジャーとガーリックをしっかり利かせたとんこつ味。
で、「キャベツがいっぱいだから、野菜みたいなもんやろ……」という理屈で、都内一のキャベツ出荷量を誇る練馬区にある8ヵ所の野菜直売所において、いけしゃあしゃあと「野菜」のつもりで販売するというプロモーションらしい。
野菜直売所にこれ見よがしに並ぶカップヌードルの姿
特設サイトでは、カップヌードル ベジータ 豚キャベツとんこつを“ほぼ野菜”として認めた(かもしれない)農家の人々へのインタビューや、実際に販売している野菜直売所の写真が見られる。
これを野菜と言い張るにはちょっと無理がある気もするんですけど
つつましく売られる野菜の中、どうにも自己主張が激しいカップヌードル
とにかく野菜と一緒に並ぶカップヌードルの写真がすごい。シュールというか、「とりあえず仕入れちゃったから売るか」みたいな、ざっくりとした感じの趣き。
インタビューも、農家の人が野菜について一生懸命に語っているのだが、それとカップヌードルと何の関係があるのかイマイチわからないまま淡々と進んでいく。全体的に、因果関係のよくわからないコンテンツになっている。
土と向き合うことの大切さを説く農家さん。カップヌードルに土も何もないと思うんですが、それは……
採れたての野菜を熱く語る農家さん。カップヌードルに採れたても何もないと思うんですが、それは……
というか、農家の人々もいまいち事態を把握していないようだけれど、本当に大丈夫なんだろうか。
野菜直売所を営む農家さんも、いまいち事態を把握していないような雰囲気がある
あきらかに負わなくていい責任を感じている農家さんもいるみたいです
ともかく、なかなか見られない絵面であることは間違いない。練馬区にお住まいの方は、ぜひ確認してみてほしい。カップヌードル ベジータ 豚キャベツとんこつも野菜好きにはたまらない製品になっている(と思う)ので、あわせてチェックされたし。
■関連サイト
キャンペーンサイト
日清食品