29日放送の「中居正広の金曜日のスマたちへ」(TBS系)に、ディーン・フジオカがゲスト出演。連続テレビ小説「朝がきた」(NHK総合ほか)で一躍人気俳優の仲間入りを果たし、現在は「ダメな私に恋してください」(TBS系)に出演中とスターへの道をひた走るフジオカだが、過去には俳優を辞めようと悩んだ時期があったことを明かした。
人気者の半生を追う新企画「スター街道」に登場したフジオカの甘いマスクに、中居も「目が優しいこと! 悔しい限りです」と感嘆。番組では、マキタスポーツの解説で’04年に香港芸能界でデビュー後、台湾、アメリカ、日本と芸能活動を広げてきた軌跡を振り返った。
香港でモデルとしてデビュー後、’05年には映画「八月の物語」でいきなり主演に抜擢され俳優デビューを果たしたフジオカ。翌’06年からは台湾へと活動の拠点を移し、ここでも一躍人気俳優の座を獲得した。しかし、2年後の’08年に突如、所属していた事務所に「一度すべての仕事を休ませてほしい」と申し出て俳優活動を休業したことを告白。当時付き合っていた恋人が住むインドネシア・ジャカルタへ向かったという。
MCの中居に「仕事をやめようと思ったのは(どうして)?」と聞かれると、フジオカは、「騒がれるあまり、街を一切歩けない状態になってしまって。僕の中で(こういう人生を生きたかったのかなという)疑問があったのは確かですね。心が決まらなかったというか。このまま突き進んでいいのかと。外に出てもプライベートがまったくなくなるので、そういう状況についていけなかった。実力が足りなかったのかもしれないですね」と、当時の心境を明かした。しかし、休業している間にも復帰を願うたくさんのファンレターを受け取り、「求めてくれる人がいるのに、それを放棄してはダメだ」と決意を固めたというフジオカ。その後、休業中に行っていた音楽活動もきっかけになり、俳優としての再出発を果たした。
中居から「"恋人"っていきなり出てきちゃった」とつっこまれると、「台湾で出会った、今の妻です。国籍はインドネシアで。僕は(彼女のことが)好きです」とさらりと返答し、スタジオを沸かせた。さらにプロポーズの言葉も明かすサービスぶり。自宅のある台湾と日本を行き来し、監督・主演として映画「I am Ichihashi~逮捕されるまで~」(‘13年)を撮影していた時期に、台湾に住む恋人の元を発ち日本へ向かう際、玄関先に見送りに出た恋人に「結婚しよう」とプロポーズしたエピソードが紹介されると、スタジオからは悲鳴が上がっていた。