【ロンドン、ニューヨーク時事】日銀のマイナス金利導入決定を受け、29日の欧米市場では円相場が一時、対ドルで3円以上急落する一方、株価は軒並み上昇した。だが「効果は短期的」(英アナリスト)との見方も浮上しており、円は売り一巡後に下げ渋り、株価は上げ幅を縮小する場面も見られた。
円は、ニューヨーク時間午前10時15分現在1ドル=121円50〜60銭と、前日午後5時比2円72銭の大幅な円安・ドル高。
ニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は前日終値比210.28ドル高の1万6279.92ドル。ハイテク株中心のナスダック総合指数は55.99ポイント高の4562.67。
欧州主要国の株価は、ロンドン時間午後3時ごろ、ドイツ株式主要30銘柄指数(DAX)が前日終値比1.35%高、英FT100種平均株価指数が1.77%高。