北海道帯広市が主催する、大型馬が鉄そりを引く「ばんえい競馬」の騎手らが馬券を購入したとされる事件で、北海道警が週明けの2月1日にも競馬法違反容疑で、40代の元騎手や厩務員ら計十数人を書類送検する方針を固めたことが30日、捜査関係者への取材で分かった。

 元騎手は事件発覚後、地方競馬全国協会が免許を更新せず、資格を失っている。

 競馬法は不正防止の観点から、地方競馬の騎手らによる全ての地方競馬の馬券購入を禁止。捜査関係者によると、元騎手らは馬券購入サイトに登録して馬券を購入していた疑いが持たれている。道警の事情聴取で、元騎手と複数の厩務員が購入を認めたという。