日本を訪れる外国人旅行客が増えるにつれ、文化やマナー、習慣の違いに起因するトラブルも増加している。中国メディアの環球網は英メディアがこのほど、中国人旅行客によるマナー違反に対し、日本人が不満を募らせていると報じた。
記事は、近年、日本を訪れる中国人旅行客が増えると同時に、中国人旅行客による民度の低い振る舞いに日本人が頭を痛めていると伝えた。中国人旅行客は日本滞在中、公共の場所で大声で騒いだり、列に割り込んだり、禁煙の場所で喫煙したり、さらにはゴミをポイ捨てしたり、ところかまわず座り込んだりといった行為を見せていると紹介した。
さらに、日本人にとってもっとも受け入れがたいのは「中国人旅行客はトイレの使い方が汚い」という点であるとし、一部の中国人旅行客はトイレ使用後に流さずに出て行ってしまうケースや、使用したトイレットペーパーを床に捨てていくケース、さらには便座の上にしゃがみ込み、便座を壊すケースもあると伝えた。
また記事は、京都の著名な観光地ではトイレットペーパーが中国人旅行客によって持ち去られるケースが発生したことを紹介。その理由として、「中国人旅行客は高品質で柔らかなトイレットペーパーが好きだから」と伝えている。
爆買いで知られる中国人旅行客が日本に大きな経済効果をもたらしていることは事実だが、東京・銀座が中国人でいっぱいになったことについて、一部では銀座らしさが失われたと不満の声があがっていると紹介した。確かに、銀座はいつでも大量の買い物袋を提げた中国人でいっぱいで、その数はもはや日本人の買い物客より多いのではないかと思うほどだ。心なしか、日本人の姿が減少してしまったように見えなくもないのが気がかりだ。たまたま中国人旅行客の姿が目に留まるだけなのだろうか。
ちなみに、旅行客によるマナー問題は日本でのみ発生していることではない。英国でも2015年、高級ファッションブランド店の店先で、中国人らしき女性が子どもに大便をさせるという驚愕のトラブルも発生している。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)