関東地方などに降った雪の影響で30日、集落の孤立や事故が相次いだ。長野県の松本市や山形村では積雪によるとみられる倒木で、温泉旅館やホテルの客ら250人以上が孤立状態になった。いずれもけが人や、体調不良を訴えている人はいないという。

 旅館や温泉施設、ホテルはいずれも停電しており、まきストーブなどで暖を取っているという。松本市は災害対策本部を設置し、木の撤去作業を進めているが、復旧のめどは立っていない。

 松本市によると、松本市入山辺の県道では29日夕から約3キロにわたり通行止めになり、「扉温泉・明神館」や、温泉施設などの客ら計約120人が孤立状態になった。