●日本最強の“個人プレイヤー”が決まる!
2016年1月30日~1月31日、千葉・幕張メッセにて開催中の、ゲーム実況とゲーム大会の祭典“闘会議2016”。本記事では、開催初日に闘会議GP グリーンステージにて行われた、“CoD: BOIII全国ソロファイター最強決定戦@闘会議2016”のリポートをお届けする。
本大会は、『コール オブ デューティ ブラックオプスIII』の“フリー・フォー・オール”モードを使用し、 日本最強の“個人プレイヤー”を決めるというもの。
FPSゲームの大会はほとんどがチーム戦で行われるが、今回は“自分以外全員敵”の状況という、少し変わった内容になった。 会場には、1月9日(土)開催の一次予選、1月10日(日)開催の二次予選を経て選出された15名の決勝進出者が幕張メッセに集結。 見事日本最強の座を勝ち取った優勝者には、賞金50万円が贈呈される。
ステージには、闘会議TVでもおなじみの猫マグロ、るしゃ、そして声優・ナレーターの呉 圭崇さんが登場した。
【画像12点】「『コール オブ デューティ ブラックオプスIII』最強のソロファイターはC4使い! “全国ソロファイター最強決定戦@闘会議2016”リポート」をファミ通.comで読む(※画像などが全てある完全版です)
「予戦はすべて狭いマップで行われたので、皆がこぞってサブマシンガンなど同じ傾向の武器が多かった」と言うのは猫マグロ。今回使用されるマップのハボックは、室内の狭い場所と屋外の開けた場所の両方があるので、選手が使用する武器にも注目したいと述べた。
さらに、『COD』シリーズの大会に何度か出場経験がある選手も数名おり、その中に混じって今回初参戦となるプレイヤーに向けて「オフライン大会という歓声がある中で、どれだけ実力が発揮できるのかにも注目したい。大会慣れも勝因のひとつかもしれないですね」とコメントした。◆準決勝第1戦
第1戦では、ビビちゃん選手、みなもと選手、ふとし選手、TK選手、ア(ト)ム選手、Mmac選手、GreedZz選手の5名で、上位3名が決勝へ駒を進められる。
スペシャリストでは、バッテリーのキネティックアーマー(敵の銃弾を無効化する、チャージ式伝導リアクティブアーマー。ヘッドショットと非銃弾ダメージには無効)を選ぶ人が多い中、セラフのコンバットフォーカス(使用中にスコアを獲得すると、スコアストリークのボーナス倍率が発生する)を選択する選手も。
武器はほとんどの選手がサブマシンガンのヴェスパーを選択するが、ライトマシンガンのゴルゴンで遠距離からの攻撃を狙うものも。序盤はスコアが並び接戦となるが、中盤からノッてきたGreedZz選手が隙のない立ち回りと撃ち合いの強さを見せ、一気にトップへ。ビビちゃん選手も、C4を投げつつマシンガンでガンガン気切り込んでいくスタイルで、GreedZz選手のスコアに追いつこうと健闘していた。 結果は、中盤から安定したプレイを見せたGreedZz選手が1位。2位はビビちゃん選手、3位はMmac選手に。GreedZz選手は、「中盤からあったまってきたので、自分のいいプレイができた」とコメントした。
◆準決勝2回戦目
2回戦目は、こーき選手、アグリー選手、マグレネード選手、くまだ選手、トマト大臣選手、ハセオ選手、SCARZ|ヨシマツ選手が出場。SCARZ|ヨシマス選手は、サブマシンガンを装備する選手が多い中アサルトライフルを選択し、遠距離で迎撃していくスタイルで挑んていた。マップの端で戦い、なるべく自分の後ろで敵をリスポーンさせないという戦法だった。
一方アグリー選手はヴェスパーを装備し近距離戦に持って行く。ジャンプして回避する相手にも性格にエイムを合わせ、序盤スコアリードする場面も見られた。
しかし中盤から接戦へ展開。白熱の試合になる中、こーき選手が30ポイント取得し、1位でフィニッシュ。2位は、アグリー選手、3位はマグレネード選手に。優勝候補でもあったプロゲーミングチーム SCARZ|ヨシマス選手は、予期せぬ敗退となった。◆敗者復活戦
続いて行われた敗者復活戦。第1回戦出場者はア(ト)ム選手、TK選手、ふとし選手、みなもと選手の4名で、ここから1名のみ勝ち上がれるシビアな戦いとなる。
マップは比較的狭いコンバインになるので、4名と少ない人数ではあるが激しい戦いが展開された。序盤はみなもと選手が積極的に切り込んでいく一面も。ヴェスパーよりも制度は高いサブマシンガンのファロを装備し、遠距離からキルを狙っていくスタイルの選手も見られた。
中盤からみなもと選手とア(ト)ム選手の接戦に。最後はア(ト)ム選手が落ち着いてキルを決め、決勝進出を手に入れた。 第2回戦では、ゆだってぃ選手、トマト大臣選手、くまだ選手、SCARZ|ヨシマス選手選手、ハセオ選手が出場。試合ではハセオ選手が序盤から大きくリード。一度負けてはいるが、気持ちの切り替えがうまくいったのか安定した立ち回りを見せた。結果は、ハセオ選手が圧倒的な強さを見せ、見事決勝進出へ。
決勝戦出場者は、ハセオ選手、ア(ト)ム選手、こーき選手、マグレネード選手、GreedZz選手mビビちゃん選手、Mmac選手となった。◆決勝戦
決勝戦では、ルールを一部変更し、タイムリミットなし、スコアリミットは60ポイントに。長時間の戦いが予想されるので、いかに集中力を切らさずに戦いきれるかがポイントになった。
序盤はハセオ選手の性格なエイムの正確で打ち合いに負けることなく、圧倒的なスコアを叩きだす。しっかりキルストリークを展開し、徐々に他選手と差を広げていったが、中盤から停滞気味へ。ハセオ選手のスコアを追い掛けるようにビビちゃん選手が、4ポイント差まで迫って行った。
ビビちゃん選手は30ポイントを取得しへ一気にトップへ。追い掛けるようにこーき選手、ハセオ選手も30ポイントまで上り詰め、3選手のトップ争いが展開。誰が優勝するか最後まで予想がつかない試合に、会場も盛り上がった。
終盤はこーき選手、ビビちゃん選手が50ポイントまで上り詰め、ふたりのトップ争いに。ラストキルはなんと、ビビちゃん選手がずっとあたためていたC4が決定打になり優勝を勝ち取った。思わぬラストキルに、会場も大いに盛り上がったのが印象的だった。◆優勝者・ビビちゃん選手へミニインタビュー
ーー優勝したいまの気持ちはいかがでしょうか?
ビビちゃん選手 本番はすごく緊張していたのですが、優勝できて本当に良かったです。いい緊張感でプレイできました。ーー大会に出たキッカケは?
ビビちゃん選手 毎回『COD』シリーズの大会には出ているので、その流れで今回も出場を決めました。ーー今回の勝因のポイントは? やっぱりC4の使い方でしょうか?
ビビちゃん選手 C4もうまく使えましたが、リスポーン地点がかなり良かったと思いました。ーーリスポーン地点の研究も?
ビビちゃん選手 そうですね。開始位置とかはもちろんですし、ここでリスポーンされたらこういう動きをしようとあらかじめ考えていました。ーー武器はどういう基準で選んだのでしょうか?
ビビちゃん選手 やはり動き回りやすいようにサブマシンガンを選びました。その中でも近距離に強いヴェスパーを選択しました。ーー上達のコツは?
ビビちゃん選手 やはりこのゲームを好きになることが一番大事だと思います。ーーちなみに、スティックの感度はどのくらいなのでしょうか?
ビビちゃん選手 4〜6の低感度でプレイしています。ーー今回、チーム戦ではなく個人戦と少し変わった形式ではあったのですが、練習はずっとひとりで行っていたのですか?
ビビちゃん選手 ストリーム配信を行っていて、そこで参加者を募っていっしょに練習をしていました。ーー最後に、今回の大会をキッカケに『コール オブ デューティ ブラックオプスIII』に興味を持った方へメッセージをお願いします。
ビビちゃん選手 今作は空中戦が大事になっていると思うので、少し敷居が高いかもしれませんが、空中での戦いも楽しんでほしいと思います。