ブンデスリーガ第19節が30日に行われ、レヴァークーゼンとMF清武弘嗣、MF山口蛍、DF酒井宏樹が所属するハノーファーが対戦した。
前節、ブンデスリーガ再開初戦を落としたハノーファーは4連敗でリーグ最下位に沈む。今節は敵地に乗り込み、5位レヴァークーゼンとの一戦に臨んだ。清武は負傷欠場で、酒井が右サイドバックで4試合連続の先発出場。また、今冬新加入の山口がスタメンに名を連ね、ブンデスデビューを果たした。
最初にチャンスを作ったのはハノーファー。10分、右サイドを駆け上がった酒井が、エドガー・プリブからのパスを受けるとダイレクトでクロスを上げる。これを中央で待っていたマヌエル・シュミデバッハが右足でボレーシュートを放つが枠を外れた。
直後の12分、レヴァークーゼンがCKから決定機を迎える。ハカン・チャルハノールからのボールにシュテファン・キースリンクが頭で合わせるが、クロスバーに阻まれた。さらに26分にはFKのチャンスを迎えると、チャルハノールが直接ゴールを狙うが、これはGKロン・ロベルト・ツィーラーが好セーブを見せ得点を許さない。
試合を優勢に進めるレヴァークーゼンは44分、ついに先制点を挙げる。CKのチャンスを迎えると、チャルハノールのボールに合わせたのはまたもキースリンク。ヘディングシュートを叩き込み、ゴールネットを揺らした。このまま1-0で前半を折り返す。
後半に入ってもレヴァークーゼンの勢いは止まらない。56分、前線でボールを奪ったカリム・ベララビがドリブル突破を仕掛けると、ラストパスを受けたチャルハノールがそのまま左足で強烈なシュートを放つ。しかしボールはクロスバーに直撃しゴールには至らなかった。
61分、レヴァークーゼンがビッグチャンスを迎える。ペナルティエリア内の混戦でキースリンクが酒井に倒されPKを獲得。これをハビエル・エルナンデスが落ち着いて決め、追加点を挙げた。
1点を返したいハノーファーは85分、右サイドを突破した酒井がグラウンダーのクロスを入れると、アラン・サン・マクシマンに繋がり、そのまま右足シュート。しかしDFの体に当たり、ネットを揺らすことはできない。
すると87分、ケヴィン・カンプルからのロングパスを受けたエルナンデスが、エリア内左からドリブル突破。マルセロをかわし、左足で落ち着いてゴールに流し込んだ。試合はこのまま終了し、3-0でレヴァークーゼンが勝利を収めた。なお、酒井と山口はともにフル出場を果たしている。
次節、ハノーファーは2月6日に日本代表FW武藤嘉紀の所属するマインツと、レヴァークーゼンは同日にバイエルンとそれぞれホームで対戦する。
【スコア】
【得点者】