映画『アビエイター』でアカデミー賞助演女優賞、『ブルージャスミン』ではアカデミー賞主演女優賞を獲得した演技派女優ケイト・ブランシェットが、ロシアの劇作家アントン・チェーホフの戯曲「プラトーノフ」を基にした「ザ・プレゼント(原題) / The Present」でブロードウェイデビューすると The New York Times などが報じた。
舞台監督は、『BOY A』『ブルックリン』などを手掛けたジョン・クローリーが担当。今のところ日程は決まっていないが、製作を手掛けるスチュアート・トムソンとシドニー・シアター・カンパニーは、今年の冬ごろに13週間限定で公演を行うめどを立てており、チケットは夏から発売されるそうだ。
「プラトーノフ」は、1878年に執筆されたチェーホフ最初の長編ドラマ作品で、ストーリーは、ロシアの郊外の学校校長プラトーノフと4人の女性の関係を描いたもの。今回の公演では1990年代を舞台に脚色される。
ケイトはこれまでに、「ザ・メイズ(原題) / THE MAIDS」「ワーニャ伯父さん」「欲望という名の電車」などの舞台に出演してきたが、ブロードウェイの作品は今作が初めてとなる。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)