女性にとって結婚・出産は一大ライフイベント。生活スタイルが変化することも多く、今までと同じ勝手で仕事をするのは難しくなる場合もあります。出産後の仕事について思うことを、社会人の女性に聞いてみました。
思う……51.0%
思わない……49.0%
ほぼ半々に分かれる結果となりました。それぞれの理由と、それにまつわるエピソードを聞いてみました。
・「外資系大企業で仕事内容は責任重くて大変だけど、大企業なりの福利厚生がありがたいので」(29歳/情報・IT/技術職)
・「社内制度が整備されておりみんな利用しているから。出産後もきちんと前の部署で変わらず勤められるのでキャリアに傷がつくことはない」(31歳/金融・証券/事務系専門職)
福利厚生や仕事の融通など、今の環境に満足していて、出産後も同じ環境で働きたいという意見です。キャリアを積みたい女性にとってはうれしい環境と言えるかも。
・「自分の好きなものを扱っている会社なので、仕事が好きなので」(27歳/アパレル・繊維/秘書・アシスタント職)
・「給料がいいし、社会に発信できる今の仕事が好きだから」(23歳/マスコミ・広告/クリエイティブ職)
環境や給料もさることながら、今の仕事そのものが好きという意見です。家事や育児など、今よりもずっとするべきことが多くなることが予想されるからこそ、仕事は好きであることに越したことはありません。
・「仕事量が多いしプレッシャーがかかるから、子どもの体調不良などで休みを取ったりすると、仕事が回らないし仕事に集中できなくなる可能性が高いから」(34歳/商社・卸/事務系専門職)
・「シフト制で時間が不規則。時短勤務も年齢を広げたりもしているところもあるけれど、サービス業で時短勤務を取るのは難しいから」(30歳/その他/専門職)
シフト制勤務の場合は、決められたシフト通りに勤務する必要があります。穴をあけることができないという状況においては、子ども優先の暮らし方は難しいかも。たとえ会社が復帰を推奨していたとしても、ほかの人との兼ね合いも考える必要があります。
・「育休・産休を取って復帰している女性が誰一人としていないので、子どもがいて働くことに理解がない会社だから」(30歳/商社・卸/事務系専門職)
・「激務なので家庭とは両立できない。独身しか会社にいない」(28歳/人材派遣・人材紹介/事務系専門職)
職場に子育てしながら勤務している先輩がいないという人も。会社側に理解がないという見方もありますが、時間に制約がないからこそ遂行できる業務が多い職種となると、一概に会社を非難することもできません。
出産後の社会復帰に頭を悩ませる女性も多くいますが、大切なのは社会人としてもらう給料分の仕事をしっかり遂行できるかどうかということ。仕事と家庭のあり方を十分に考えて出産後も生き生きと働いていきたいものですね。
(ファナティック)
※画像は本文と関係ありません
※『マイナビウーマン』にて2016年1月にWebアンケート。有効回答数153件(22歳~34歳の働く女性)