AFC U-23選手権カタール2016(オリンピック・アジア最終予選)決勝が30日に行われ、U-23日本代表とU-23韓国代表が対戦。日本が0-2から逆転を果たし、3-2で勝利を収めて優勝を決めた。
同点ゴールを挙げたファジアーノ岡山MF矢島慎也が試合後、インタビューに応じた。
矢島は「このチームで優勝したいとずっと思っていた。本当に嬉しいです」と、喜びの第一声。サンフレッチェ広島FW浅野拓磨の1点目をアシストしたスルーパスについては、「ずっと、拓磨とはあの形で点を取ろうと話していた」と、狙いどおりのプレーだったことを明かした。
決勝は、韓国に2点を先行される苦しい内容となった。矢島は「立ち上がりの入りがあまり良くなくて2失点したけど、拓磨が入ってきた時に『点を取るぞ』という意志が伝わってきた」と振り返り、「(手倉森誠)監督を胴上げした瞬間に、“優勝したんだな”と思った」と、喜びを語った。
日本は6戦全勝で優勝を果たした。過去の大会では頂点まで届かなかったチームが、大きく飛躍した今大会。矢島は「“勝てない、勝てない”と言われてきた中で、勝負強さを身につけたことは大きかったと思う」と、充実の表情で収穫を口にした。
今夏に行われるリオデジャネイロ五輪は、8月4日にグループステージが開幕し、20日に決勝が行われる。