ゲームや便利なサービス、日用品にいたるまで、様々なものがスマホ1つで購入できるようになった昨今。しかし、簡単に購入できる手軽さゆえに、あとで冷静になると「課金」したことに後悔してしまう…なんてケースも少なくない。そこで、これまで課金したことがある男性のスマホユーザー131人にアンケートを実施。「これまでで最も後悔した課金」について調査した(協力:ファストアスク)。
〈スマホで課金して後悔したものTOP5〉
1位 無料ゲームアプリのゲーム内課金 26.0%
2位 有料ゲームアプリ 6.8%
3位 通信キャリアの有料コンテンツ使用料 6.2%
3位 電子書籍 6.2%
5位 有料ツールアプリ 5.3%
※番外
後悔した課金はない 25.2%
「後悔した課金はない」人が25%いたものの、残りの75%は何かに後悔しているもよう。なかでも、課金経験者の4人に1人以上は「ゲーム」という回答だった。特に、無料でも楽しめるゲームに課金した場合、いっそう後悔している様子。一体どれくらいの金額をつぎ込んで後悔しているのか? 昨年の1年間に使った金額と、後悔した理由についても併せて聞いた。
※以下、カッコ内は「課金額/回答者の年齢」
【1位 無料ゲームアプリのゲーム内課金】
「お目当てのアイテムが出てこなかった」(1000円/25歳)
「あまりゲームの参加者がいなかったため、すぐに辞めてしまった」(1万円/37歳)
「冷静になって考えたとき、これほどお金の無駄だと感じることはないと思う」(3万円/31歳)
「ムキになってしまった」(10万円/36歳)
【2位 有料ゲームアプリ】
「予想以上にお金がかかった」(月額500円×12カ月=計6000円/29歳)
「意味がなかった」(3万円/36歳)
「しばらくして、飽きて使わなくなった」(1000円/38歳)
【3位 通信キャリアの有料コンテンツ使用料】
「機種変更の際に強制的に加入させられた」(月額500円×2カ月=計1000円/36歳)
「動画サイトにアクセスしなかった」(月額1200円×12カ月=計1万4400円/36歳)
【4位 電子書籍】
「定額制だが、ほとんど本を読まなかった」(7000円/38歳)
「読んでみたら読む必要のない内容だった」(2500円/37歳)
【5位 有料ツールアプリ】
「家計簿アプリ。使うかなとおもったが使わなかった」(1800円/28歳)
「出会い系アプリ。効果がなかった」(3000円/34歳)
コメントに共通するのは「望んでいた結果が得られなかった」「手元に何も残らなかった」というエピソード。特に、うっかり月額を支払い続けたままになっていたケースは、より悔しさが募りそう。では反対に、「課金して良かった!」と思えたのはどんなもの?
〈スマホで課金して良かったものTOP5〉
1位 電子書籍 15.3%
2位 無料ゲームアプリのゲーム内課金 11.5%
2位 有料ツールアプリ 11.5%
4位 iTunesなどの音楽デジタルデータ 10.7%
4位 CD、DVD 10.7%
※番外
良かったものはない 31.3%
【1位 電子書籍】には「書店で見つからない本が見つかった」(39歳)、「本の整理が不要になった」(36歳)といった電子書籍ならではの長所に満足の声が多数。また、【2位 無料ゲームアプリのゲーム内課金】は「後悔した課金」でトップだった一方、「期待した通りにゲームが進み、時間の節約になった」(38歳)、「楽しんでいる時間に対しては高い対価ではない」(36歳)のように、“課金したことで一層楽しめた”という人も少なくないようだ。
後悔しないためには、購入前に一度冷静になることはもちろん必要だが、「課金したからには、とにかく楽しむ!」という覚悟が大切なのかもしれない。
(有栖川匠)
記事提供/『R25スマホ情報局』
※当記事は2016年02月01日に掲載されたものであり、掲載内容はその時点の情報です。時間の経過と共に情報が変化していることもあります。