危険ドラッグの「RUSH(ラッシュ)」を国際郵便で密輸入したとして、愛知県警は1日、医薬品医療機器法違反の疑いで大津市立中学校の教諭、中村公一容疑者(51)=京都市南区戒光寺町=と看護師、野元年也容疑者(31)=愛知県豊橋市南大清水町=を逮捕した。いずれも容疑を認めているという。

 逮捕容疑は昨年12月28日、指定薬物の亜硝酸イソブチルを含む液体(通称RUSH)の小瓶24本を、国際スピード郵便で中国から野元容疑者宛てに発送させ、輸入した疑い。

 県警薬物銃器対策課によると、税関の荷物検査で発覚。両容疑者の自宅からもRUSHの瓶などが見つかった。野元容疑者は中村容疑者との関係について、「7、8年前に出会い系サイトで知り合った。輸入を頼まれた」と供述している。

 中村容疑者の勤務先中学校の校長は「大変驚いている。生徒への影響が小さくなるよう対応していく」と話した。