自身の女性器の3次元(3D)データをメール送信したなどとして、わいせつ電磁的記録等送信頒布などの罪に問われた漫画家の五十嵐恵被告(43)=ペンネームろくでなし子=の論告求刑公判が1日、東京地裁(田辺三保子裁判長)であり、検察側は罰金80万円を求刑した。弁護側は「芸術活動でわいせつではない」と無罪を主張している。判決は5月9日。

 検察側は論告で、「性的刺激を緩和するような高い芸術性も思想性もない」と述べ、わいせつ物に当たると指摘。売名行為に過ぎず、刑事責任は重いと断じた。