若い人が服にかけるお金は年々減少傾向にあるという。そこには消費マインドの変化や可処分所得の減少など、様々な理由があるようだ。たとえば、安くてそれなりに良い服が溢れている、というのもひとつの要因だ。
その代表的存在と言ってよいのがユニクロ。その影響力から「いま着ている服のどこかに必ずユニクロがある」という説もあるほど。はたしてそれは本当か。街頭調査で確かめてみた。
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◆いまユニクロを着ている
「着ている。下着と靴下。そもそも下着と靴下はユニクロ以外持ってない」(20代・男性)
「着ています。インナーです。でもTシャツはカブるので着れない。コラボ商品がよくカブりますよね。インナー以外はユニクロは着ません」(20代・男性)
「着ている。なんとなくしまむらより生地がいい気がする」(20代・女性)
「着ている。数年前に買ったフリースパンツがお気に入り。部屋着を上下フリースにすると冬でも全然寒くないです。布団でそのまま寝ると汗をかくくらい」(30代・男性)
「着ています。ズボンは仕事場でよく着るけど、生地があまり良くないのか、すぐ擦切れて破れるのでプライベートではほとんど着ない」(20代・男性)
「着ている。子供服はすぐサイズが合わなくなるので買う。色もカラフルなので。安い割に他のお母さんにあげるとすごく喜ばれる」(30代・女性)
「着ています。ユニクロのアプリを駆使して安く手に入れている。安すぎて罪悪感があるけど、やっぱり買ってしまう」(30代・女性)
「着ています。着用率も所有率もかなり高いです」(20代・男性)
◆いまユニクロを着ていないor不明
「ハイソックスと部屋着は持っているけど、肌着も含めて今日は着ていません」(20代・女性)
「寒すぎて4日連続で着てしまった唯一のヒートテックを洗ってしまい、たまたま今日は着ていない」(20代・男性)
「全身貰い物でわかりません……」(20代・男性)
◆着用者は50人中39人!
ある程度予想はしていたが、ヒートテックなど冬物の着用者が多かった。靴下やインナーなど、ユニクロの着用率は凄まじく、その割合は50人中、39人とほぼ8割。回答者のうち「着ていない」と明確に答えた人はわずか3名(男性1人、女性2人)。「貰い物でわからない」「覚えていない」という人がほぼ1割に達することも考えれば、ユニクロ着用率は9割に達している可能性もある(回答者はほとんどが男性だったことも考慮すべきかもしれないが)。
なかには、「こんなオシャレな人が!?」という人が、見事にトップスやボトムスにユニクロを取り入れており、その事実にも驚かされた。ユニクロの市場の大きさを実感する取材となった。 <取材・文/日刊SPA!取材班>