ここ数年、「おひとりさま」ブームがきている。書店では、『ひとり外食術 好きなときに好きなものを好きなように食べる』(ひとり外食力向上委員会、日経BP社)や、『男おひとりさま「中食・外食」でヘルシー・ライフ!』(佐々木由樹、世界文化社)など、「1人で外食すること」をススメる本も、よく見かける。漫画がドラマ化された「孤独のグルメ」も話題を呼んだ。
しかし、実際は、「恥ずかしい」「寂しい」などの理由から、1人で外食店に「入れない」男性も、結構いるようだ。ある調査では、男性の4割が「1人で外食することに抵抗がある」らしい。その意外な理由とは・・・?
男性の4割「1人で外食に抵抗」、「できない」は5%ツイッターで、男性ビジネスパーソンらの「外食事情」を探ってみると、さまざまな声が見つかった。
「仕事終わり!給料日やし1人で外食しよ!」とか、「1人外食、めっちゃくちゃ楽しくない?仕事終わりの1杯とか最高!」など、「1人外食OK派」も、結構いるようだ。
一方、昨(2015)年8月にライフメディア(本社・東京)が、全国の男性を対象に行ったウェブ調査では、37.1%の男性が、「ひとりで外食することに抵抗がある」と答えた。「1人外食」に、「やや抵抗がある」人は22.6%と5人に1人、「かなり抵抗がある」は9.1%。そもそも「ひとりで外食できない」人も、5.4%いた。約4割の男性が、「おひとりさま外食」を楽しめていない・・・そんな調査結果に、驚きを隠せない人も多い。
ツイッターでは、「うちの職場近くの定食街にくる男性連中は、1人で外食ができない4割から外れているというのか・・・?」と、疑問を呈する人もいれば、「ほんとに4割もいるのかね。同僚と昼飯食っても仕事の愚痴しか出ないから、自分は1人の方がいいけどなぁ」と、「1人外食派」からの異論も、結構あるようだ。
「お金ないから無理」ひとくちに「単独での外食が苦手」といっても、その心理はさまざまなようだ。ツイッターでは、「仕事の合間のランチは仕方ないとしても、夜の1人外食は嫌いです」という意見も。昼はファストフード店で1人、牛丼をかきこむのも仕方ないが、夜はゆっくり自宅で食べたい、という人もいるだろう。
「恥ずかしくて1人で外食ができないのではなく、お金がもったいないので、外食するくらいなら帰る!」というつぶやきもあった。金銭面から外食を控えている人も、結構多いのかもしれない。
1人で外食できる人とできない人、その間には、深くて長い河がある・・・のだろうか。ツイッターでは、「同僚に『絶対1人で外食できない』人がいて、1人で外食行くくらいなら何も食べないっていう選択なことに、すごくびっくりした」というつぶやきも見つかった。
(KH)