ネパール人を自分の会社で雇ったように装い在留資格を得させて、別の飲食店で働けるよう助けたとして、警視庁組織犯罪対策1課は4日、入管難民法違反(資格外活動)ほう助容疑で会社役員石堂行夫容疑者(79)=東京都小金井市=を逮捕した。同課によると、容疑を認めている。

 石堂容疑者は過激派組織「イスラム国」(IS)が殺害したとするジャーナリスト後藤健二さんの義理の父。

 逮捕容疑は昨年4〜9月、30代のネパール国籍の男女2人=同法違反容疑で逮捕=を自身が役員を務める通信情報処理サービス会社で雇ったと偽り、在留資格を取得させて東京都内の飲食店で資格外の就労をする手助けをした疑い。