発売前から「『マインクラフト』に激似(http://otapol.jp/2015/07/post-3300.html)」「メタルスライム エディションが即完売(http://otapol.jp/2015/11/post-4637.html)」など、話題を呼んでいた『ドラゴンクエストビルダーズ アレフガルドを復活せよ(以下、『ドラクエビルダーズ』)』(スクウェア・エニックス)が、ついに1月28日に発売された。
1月25日~31日のゲーム売上週間ランキングでPS VITA版が首位、PS4版が2位、PS3版が4位に入るなど、上位を独占。3機種合わせての累計販売本数は37万本を超えるなど、かなり好調な滑り出しをみせた。ネットでの評判も高く、「今無職でよかった」「ビルダーズのせいで寝不足」「休みの日はビルダーズ廃人になってまう……」など、中毒者も続出しているようだ。
『ドラゴンクエスト』の名場面である、闇の王「りゅうおう」から「もし わしの みかたになれば 世界の半分を やろう」という問いに、まさかの「はい」と答えてしまう勇者。闇の力がアレフガレド全体を覆ってしまい、どんどん世界が荒廃していく。そんな中、突然現れる1人の若者(プレーヤー)。“アイテムをつくり、まちをつくる”という不思議な能力を持ったその若者は、まちを再建しながら「りゅうおう」を倒すべく進んでいく……というストーリー。こうなった元凶は、「りゅうおう」よりも勇者だと思うのだが、そこはあえて触れずにおこう。
『マインクラフト』とは異なり、ストーリー性が強くNPCキャラクターも数多く出てくる『ドラクエビルダーズ』。道中で設計図が手に入り、そのとおりに建物を作ればいい点も、初心者には優しい。部屋の備品として作れるものも絨毯や壺など、ドラクエの世界らしい品がそろう。そんな中、出だしの展開で心が折れる人が一部存在しているようだ。
主人公が最初に訪れるメルキドで、町の再建を望むピリンという少女と出会う。以後、RPGの定番だが「食べ物持って来い」だの「この設計図どおりに家を作れ」だの、彼女のわがまま(という名のお使いクエスト)を聞いてあげなくてはならない。最初は少しイラっとするのだが、一緒に過ごす過程を経て、どんどん彼女が可愛く思えてくる。さらには、“2人で”寝るための家を建てて一晩を過ごすという展開まであるのだ。
ところが、クエストを進めていくと、ロロンドという偉そうなおっさんが現れる。こいつが曲者なのだ。いろいろな作業を終え、いざピリンちゃんの待つおうちへ……俺の布団でおっさんが寝てる! この展開には「ピリンと隣同士で寝るんじゃねぇ」「NTRビルダーズ」「DQビルダーズはNTRといかに戦うかっていうゲーム」と、一部の“深読み”したファンが大騒ぎ。攻略サイトには、「ロロンドを排除する方法」「気に入らないNPC(ロロンド)を隔離するには」といった攻略法が並ぶことに。ロロンド、嫌われすぎ。
このNTR展開さえ乗り越えられれば、誰もがハマれそうな『ドラクエストビルダーズ』。ストーリーが進むと、主人公のみが入場を許可される女子部屋も作れるそうなので、それまでの辛抱!?