『ハート・ロッカー』『ゼロ・ダーク・サーティ』でタッグを組んだキャスリン・ビグロー監督と脚本家マーク・ボールが、1967年にデトロイトで起きた黒人暴動を題材にしたタイトル未定の映画を製作することになった。Deadlineほか複数のメディアが報じている。
デトロイト暴動は、死者43名、負傷者1,189名、そして7,200名が逮捕された大事件で、鎮圧するために国境警備隊や陸軍の空挺師団も導入された。『アメリカン・ハッスル』『フォックスキャッチャー』のアンナプルナ・ピクチャーズのミーガン・エリソンとマシュー・バドマンが製作資金を提供し、ビグロー監督、ボールと共同製作する予定。
ビグロー監督とボールは、アフガニスタンで5年間捕虜になっていた米兵ボウ・バーグダールの映画を製作する予定だったが、今作を先に手掛けるようだ。撮影は今夏からで、暴動から50年を迎える2017年に公開予定。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)