NHKの籾井勝人会長は4日の定例会見で、さいたま放送局の記者によるタクシー券の私的利用や、危険ドラッグの使用容疑でアナウンサーが逮捕されるなど不祥事が続いていることについて、「いずれもあってはならないこと。誠に申し訳ない」と陳謝した。

 NHKでは、昨年末にも関連会社での横領疑惑が発覚している。籾井会長は「チェック体制を強化している」と説明した上で、再発防止に向け「抜本的な改革をしなければならない」と強調した。

 アナウンサーのドラッグ使用については「職員として誇りを持ってもらい、そういうことが起こらないようにしてもらうしかない」と話した。