カペッロ元レアル監督、ロナウド氏冷遇の理由は「96キロもあった」 | ニコニコニュース

かつてレアルを率いたカペッロ氏 [写真]=Getty Images for Laureus
サッカーキング

 前ロシア代表監督のファビオ・カペッロ氏が、4日付のスペイン紙『アス』によるインタビューに応えた。

 これまでに2度レアル・マドリードの監督を務め、どちらも就任初年度にリーグ優勝を遂げているものの、直後に解任されたという実績を持つカペッロ氏。同クラブの難しさを問われると、「会長だよ。影響力が凄い。ロッカールームでの問題点について、会長が選手と直接話し出したら、監督はもう終わりだ。選手の間でも『会長がこうなってしまった理由を聞いてきた』ということが話題になり、監督が不適任だと考え始める」と明かした。

 同クラブでは守備的な戦術を執っていたと指摘されると、「それは世界一大きな嘘だ!」と反論。「ミランで初めてタイトルを獲った時は、全試合が1-0だったからそう言われ始めていたけど、マドリードでの最初のシーズンを見てほしい。中盤は(フェルナンド・)レドンド1人だった!それに攻撃的MFの(クラレンス・)セードルフがいて、ビクトル(・サンチェス)とラウール(・ゴンザレス)がウイング、前線には(プレドラグ・)ミヤトヴィッチと(ダヴォル・)シュケルを並べた。これが守備的か?」と、当時のメンバーを振り返った。

 2度目の就任時、同氏は元ブラジル代表FWロナウド氏の出場機会を激減させた。「彼は96キロもあったんだ。『2002年にワールドカップで優勝した時は何キロだった?』と聞いたら『84キロです』と答えたよ。私は『最低でも90キロまで落としてくれ』と伝えたが、彼にはできなかった」と、冷遇の理由が“太り過ぎ”であったと明かしている。