NHKは4日、総合テレビの放送をインターネットで同時配信した検証実験の結果を公表した。約1万人を対象にした初の大規模実験で、平日朝にモバイル端末での視聴ニーズが高いことが分かった一方、権利処理の問題で対象時間の22%を配信できなかった。
NHKは「今後も実験を続け、(本格運用に向けて)検討を進めたい」としている。
実験は昨年10月19日から4週間にわたって実施。一般の視聴者とNHKのネット会員の計9898人が参加し、一般視聴者の8・9%、会員の66・4%が同時配信を1分以上視聴した。システムトラブルはなかったという。