ETNewsは10日(現地時間)、「iPhone 7」に搭載される次世代プロセッサが、台湾TSMCによって独占的に製造される見込みと報じています。
ETNewsによると、「A10」プロセッサは「10nm FinFET」プロセスで製造されることになり、TSMCはその優れた10nm FinFETプロセスの製造能力を買われて同プロセッサの独占供給者として選定されたとのことです。
これまでiPhone向けプロセッサの生産はTSMCと韓国サムスンが担ってきました。残念ながら今回の情報の真偽を確かめる術はありませんが、少なくとも両者ともに2016年内にも10nm FinFETプロセスの製造を開始する可能性が過去に指摘されていることは間違いありません(過去記事[1]、[2])。
一方で、「iPhone 6s」シリーズが発表される前にもA9プロセッサの製造における両者の取り分については多くの情報が錯綜しており、おそらくは今後A10プロセッサにおいても同様の展開が予想されます。
なお今回、「iPad」シリーズ向けに提供される見込みの「A10X」プロセッサについては一切言及されておらず、こちらの製造に関してはサムスンも関与しているのかもしれません。
[ETNews via Phone Arena]