台湾の桃園国際空港で、日本人男性の荷物から見つかった旧1万円札とみられる札束=19日(台湾航空警察局提供・共同)
共同通信社

 【台北共同】台湾の桃園国際空港で19日、フィリピンのマニラに向かおうとした日本人男性(48)が預けた荷物から、聖徳太子の肖像が入った日本の旧1万円札とみられる札束が1億1900万円分見つかり、税関当局が没収した。札の真偽を鑑定している。

 台湾では1万ドル(約110万円)以上の現金持ち出しは税関への申告が義務付けられており、真札なら外貨管理法違反となる。偽札なら通貨偽造の罪に問われる見通し。

 当局によると、男性は「知人から預かった。マニラで鑑定するつもりだった」と話しているという。男性が預けたスーツケースのエックス線検査で係員らが気付いた。