2月17日に行われた参院憲法審査会での自民党・丸山和也参院議員の発言が問題視されている件で、編集によって発言が捻じ曲げられているという指摘がTwitter上で見られている。
丸山 オバマ・奴隷発言
すごい、編集がすごすぎて間が抜かれて切りだされているとまったく気が付かない様になってる。全文も置いときますが。#nhk #ニュース9 pic.twitter.com/PCLy11EYIQ
— きやすめ。 (@ZeroE13A1) 2016, 2月 18
きやすめ。(@ZeroE13A1)さんは、『ニュースウオッチ9』(NHK)を例に挙げて、「例えばいまアメリカは黒人が大統領になっている。これ奴隷ですよ、はっきり言って」「まさかアメリカの建国当初の時代に黒人・奴隷が大統領になるなんて考えもしない」と発言の一部を切りとっていることを指摘した。
該当の発言の前後は、以下になる。
例えば今、アメリカは黒人が大統領になっているんですよ。黒人の血を引くね。これは奴隷ですよ、はっきり言って。で、リンカーンが奴隷解放をやったと。でも公民権も何もない。マーティン・ルーサー・キングが出てですね、公民権運動のなかで公民権が与えられた。
でもですね、まさかアメリカの建国、あるいは当初の時代に、黒人・奴隷がですね、アメリカの大統領になるとは考えもしない。
これだけのですね、ダイナミックな変革をしていく国なんです。
確かにニュアンスはだいぶ違う。「黒人の血を引くね」という1文があるかないかで、意味合いは違ってくる。
ほかにも改ざんだという声がTwitterでは目立っているようだ。
【丸山事件簡単まとめ】
丸山「アメリカ政治の変革はダイナミックだぞ.建国当時奴隷階級だった黒人が今では大統領にまでなれるんだぞ.当時じゃ考えられんかっただろうな」
↓
↓マスコミ鬼編集
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丸山「アメリカは奴隷の黒人が大統領だぞ.考えられん」
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野党「問題発言!辞職しろ!」— バビッチ★佐野@椿事件でggr (@babi_sano) 2016, 2月 18
全文は以下になる。
憲法上の問題もありますし、ややユートピア的かもしれませんですけれど。例えば、日本がですよ、アメリカの51番目の州になるということについて、憲法上どのような問題があるのか、ないのか。例えば集団的自衛権、安保条約、これまったく問題になりませんよね。それから今、拉致問題ってありますけど、おそらく起こっていないでしょう。
それから、いわゆる国の借金問題についても、こういう国の行政監視が効かないようなズタズタな状態には絶対になっていないと思うんですね。
これはですね、日本がなくなるということではなくて、アメリカの制度によれば人口比において、下院議員の数が決まるんですね。おそらく日本州というのは、最大の下院議員の数を持つと思うんです。
上院は州1個とすれば2人。日本をいくつかの州に分けるとすると、十数人の上院議員もできるとなると、これはですね、世界の中の日本というけれども、日本州の出身がアメリカの大統領になるという可能性が出てくるようになるんですよ。
ということは、世界の中心で行動できる日本という、まぁそのときは日本とは言わないですけれども、それもあり得るということなんですね。馬鹿みたいな話だと思われるかもしれないですけれど。
例えば今、アメリカは黒人が大統領になっているんですよ。黒人の血を引く、ね。これは奴隷ですよ、はっきり言って。で、リンカーンが奴隷解放をやったと。でも公民権も何もない。マーティン・ルーサー・キングが出てですね、公民権運動のなかで公民権が与えられた。
でもですね、まさかアメリカの建国、あるいは当初の時代に、黒人・奴隷がですね、アメリカの大統領になるとは考えもしない。
これだけのですね、ダイナミックな変革をしていく国なんです。
そういう観点からですね、たとえば、日本がそういうことについて憲法上の問題があるのかないのか。どういうことかということについて、お聞きしたい。
丸山議員の憲法審査会発言に「暴言」批判 撤回謝罪(16/02/17)
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参照:logme/【書き起こし】丸山議員「アメリカは奴隷の黒人が大統領」発言の真意は?
参照・画像出典:YouTube(ANNnewsCH)
(本記事は上記の報道や情報を参考に執筆しています)