リーガ・エスパニョーラ第25節が20日に行われ、ラス・パルマスとバルセロナが対戦した。
17日に未消化だった第16節のスポルティング・ヒホン戦に臨み、快勝を収めたバルセロナは、現在リーグ7連勝中。今節はブラジル代表DFダニエウ・アウヴェスが2試合ぶりにスタメン復帰を果たし、フランス代表DFジェレミー・マチューも先発に名を連ねた。攻撃陣には、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシとウルグアイ代表FWルイス・スアレス、ブラジル代表FWネイマールの“MSN”が揃って起用されている。対するラス・パルマスは、連敗中で降格圏の18位に沈んでいる。残留に向けて、ホームでバルセロナから白星を挙げたいところだ。
開始6分、バルセロナが早くも先制に成功する。左サイドの高い位置でアンドレス・イニエスタからのパスを受けたジョルディ・アルバがグラウンダーのクロスを上げると、スアレスが右足で合わせてネットを揺らした。
しかし直後の10分、ラス・パルマスが同点に追いつく。エリア内でジョナタン・ビエラからのトリッキーなパスを受けたセルヒオ・アラウホが、GKクラウディオ・ブラボの股間を射抜くシュートでゴールへ流し込んだ。
1-1で推移する時間が続くが27分、バルセロナがFKのチャンスを迎えると、メッシの蹴ったボールにフリーのスアレスが頭で合わせた。しかしこれは枠の右へわずかに外れる。さらに39分、右サイドを強引にドリブル突破したスアレスがクロスを上げると、メッシが左足でダイレクトシュート。これはGKハビ・バラスが何とか反応するが、こぼれ球にいち早く反応したネイマールが右足を振りぬきネットを揺らした。このままバルセロナの1点リードでハーフタイムを迎える。
後半開始とともに、バルセロナはアルダ・トゥランに代わってイヴァン・ラキティッチをピッチに送り出した。すると49分、ネイマールのロングパスを走りこんだD・アウヴェスが頭で落とすと、最後はスアレスが右足でゴールを狙った。しかしGKバラスの好守に阻まれる。
1点を追うラス・パルマスは60分、エリア内でボールを奪うと、ビエラがミドルシュートを放った。さらに、このシュートをGKクラウディオ・ブラボが弾いたところへウィリアン・ジョゼがつめるが、ボールはサイドネットに外れた。
続く78分、右サイドを突破したモモからパスを受けたアラウホが狙いすましたミドルシュートを放つが、わずかに枠の右へと外れ、同点ゴールとはならない。83分には、ハーフライン付近から細かいパスをつなぎ、最後はアラウホが左足でゴールを狙うが、これもネットを揺らすことはできなかった。
結局、試合はこのままタイムアップを迎え、バルセロナが2-1でラス・パルマスを下した。これにより、バルセロナはリーグ戦8連勝を記録するとともに、公式戦無敗記録を32に更新した。
次節、ラス・パルマスは26日に敵地でMF乾貴士の所属するエイバルと、バルセロナはホームでセビージャと28日に対戦する。
【スコア】
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