ブンデスリーガ第22節が20日に行われ、バイエルンとダルムシュタットが対戦した。
バイエルンは公式戦9試合、リーグ戦では6試合負けなしで勝ち点を積み重ねている。リーグ戦では2位ドルトムントに勝ち点差「8」をつけて首位を快走。前節のアウクスブルク戦では、敵地で3-1で快勝した。チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦ファーストレグのユヴェントス戦を4日後に控えた今節は、前節から先発メンバーを3名変更。ドイツ代表DFザーダール・タスキ、ブラジル代表DFラフィーニャ、U-21フランス代表FWキングスレイ・コマンがスタメン入りを果たした。
一方、34シーズンぶりに1部に昇格したダルムシュタットは、第22節を終えて勝ち点24を積み上げ、13位。降格圏内の17位ホッフェンハイムとは勝ち点差「9」を付けている。
まずは10分、バイエルンのアルトゥーロ・ビダルが強烈なミドルシュートを放つと、相手DFに当たったボールがゴール方向へ飛んだが、最後はGKクリスティアン・マテニアに阻まれて得点ならず。14分にはドゥグラス・コスタが左サイドからクロスを上げ、ロベルト・レヴァンドフスキが飛び込んだものの、またもGKマテニアに防がれた。
好機を作るバイエルンは25分、アリエン・ロッベンがGKと1対1のチャンスを迎えたが、シュートは正面を突いてゴールならず。なかなか均衡を破ることができない。
すると26分、先制したのはダルムシュタットだった。左サイドからフニオール・ディアスが上げたクロスはファーサイドに流れたが、右サイドでボールを拾ったサンドロ・シリグがニアサイドに折り返すと、ザンドロ・ヴァーグナーがダイビングヘッド。ゴール右隅を射抜き、ダルムシュタットが1点をリードした。
ビハインドを負ったバイエルンは、以降も決定機を作り続けたものの、同点に追いつくことができず。前半は0-1で終了した。
1点を追いかけるバイエルンは、後半立ち上がりに同点に追いつく。49分、ペナルティーエリア右手前でボールを持ったラフィーニャがクロスを上げると、トーマス・ミュラーが胸トラップからシュートを決めた。
同点に追いついたバイエルンは、53分に2選手を交代。フランク・リベリーとフアン・ベルナトをピッチに送り出す。ロッベンとりべりーが同時にピッチに立つのは、今シーズン初めてのこととなった。バイエルンはボールポゼッション率で優位に立ち、ダルムシュタットを押し込んで逆転ゴールを狙っていった。
そして71分、逆転ゴールはまたもミュラーによってもたらされた。ペナルティーエリア左手前からビダルがクロスを上げると、ミュラーが胸トラップからオーバーヘッドでゴールネットを揺らした。鮮やかなゴールで、ミュラーは今シーズンのブンデスリーガでの得点数を17に伸ばしている。
なおも攻勢をかけるバイエルンは84分、左サイドでパスを受けたリベリーが低くて速いクロスを上げると、レヴァンドフスキが巧みに合わせて3点目を記録。勝利を決定付けた。
試合は3-1で終了。バイエルンが逆転勝ちを収め、公式戦3連勝を果たした。バイエルンは次戦、23日にチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦ファーストレグでユヴェントスと敵地で対戦。次節は27日、ヴォルフスブルクとのアウェーゲームを控えている。一方のダルムシュタットは27日、ブレーメンと対戦する。
【スコア】
【得点者】