埼玉県の西川口で長年親しまれた魚屋「魚勝」が閉店する事となり、そのお知らせを掲載したところ、感謝の気持ちを伝える張り紙が返ってきたとSNSで話題です。
58年もの間、埼玉県西川口で営業を続けてきた「魚勝」は、“新鮮さと価格で勝負”してきた街の魚屋さん。実はこちらのお店、魚屋さんというよりは刺身屋さんとして親しまれるほどの新鮮さを誇り、行列ができる店として有名でした。
そんな「魚勝」の閉店のお知らせに、多くの人が閉店を惜しんでいました。すると、2日後思わぬお返事が返ってきます。お返事は以下の通り。
魚勝 様
知って居ますよ刺身の味を
百名以上並んで買った思い出も 包丁一筋半世紀
旦那か病に何度が伏しても立ち上り 包丁を又握ってくださった
魚勝の刺身は私共庶民の倖わせな味でした
店が閉じられとても悲しいです
明日も元気な夫婦 魚勝の声が聞こえてきそうな未練です
長い間の感謝に心をこめて ありがとうございました
平成二十八年二月十八日 清水の次郎長 (原文ママ)
このやりとりを西川口でよく飲んでいるという、じろうさんがツイートしたところ、「感動した」など、2月20日現在6000リツイートを超える反響が寄せられました。
まじめに仕事をしていることを、誰かが見てくれているかも。寒さ厳しい2月のちょっとほっこりする、いい話でした。