欠場者続出のレアル、痛恨ドローで連勝ストップ…バルサと勝ち点9差に | ニコニコニュース

得点を挙げたものの、PK失敗など勝利に貢献できなかったC・ロナウド [写真]=Getty Images
サッカーキング

 リーガ・エスパニョーラ第25節が21日に行われ、マラガとレアル・マドリードが対戦した。

 現在3位のレアル・マドリードは、リーグ4連勝中と勢いに乗る。今節は、元フランス代表FWカリム・ベンゼマが欠場したほか、戦線離脱中のウェールズ代表MFギャレス・ベイルとポルトガル代表DFペペもメンバー外。フランス代表DFラファエル・ヴァランは出場停止となっている。先発にはクロアチア代表MFマテオ・コヴァチッチやスペイン人FWヘセ・ロドリゲスらが名を連ねた。前節2得点を挙げたポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドもスタメン起用されている。一方のマラガは現在11位につけており、来シーズンのヨーロッパリーグ出場権獲得のために負けられない一戦を迎えた。

 開始8分、レアル・マドリードはCKのチャンスを迎えると、トニ・クロースの蹴ったボールにセルヒオ・ラモスが頭で合わせた。しかしこれは枠をとらえることができない。

 19分、マラガにビッグチャンスが到来。自陣ゴールキックから、フアンピが相手DFラインの裏へ一気に抜け出しシュートに持ち込むが、GKケイロル・ナバスがボールをキャッチ。ゴールを割らせない。さらに21分、リカルド・オルタが右サイドをパス交換で崩したフアンピからボールを受けると、そのままエリア内で左足を振りぬくが、ボールは枠の左へわずかに外れた。

 押される展開が続くレアル・マドリードだが33分に先制点を挙げる。右サイドでFKを獲得すると、クロースのボールからC・ロナウドがヘディングシュートを放ち、ゴールネットを揺らした。

 直後の35分、C・ロナウドがエリア内でウェリグトンに倒されPKを獲得する。しかしこれはC・ロナウド自らキッカーを務めたが、GKカルロス・カメニが反応しシュートをストップした。結局、レアル・マドリードの1点リードでハーフタイムを迎える。

 後半開始直後の50分、マラガは左サイドでボールを持ったオルタが、そのままエリア内に進入し右足でシュートを放った。ボールはDFに当たりシュートコースが変わるが、GKナバスが素早い反応を見せゴールを割らせない。

 追加点が欲しいレアル・マドリードは56分、前線でロングボールを受けたC・ロナウドが、トラップから反転して左足のミドルシュートを放つが、これはGKカメニがキャッチした。

 66分、マラガが同点に追いつく。セットプレーの流れで前線に残っていたウェリグトンが左サイドの深い位置からクロスを上げると、中央で待ち構えていたラウール・アルベントサが右足で合わせてゴール右上に突き刺した。

 勢いに乗るマラガは75分、右サイドからのクロスにシャルレスが頭で合わせるが、GKナバスが好セーブを見せチームを救う。

 後半アディショナルタイム3分、マルセロのクロスから途中出場のハメス・ロドリゲスが左足のボレーシュートを放つが、ネットを揺らすことはできなかった。直後にタイムアップのホイッスルを迎え、試合は1-1のドローに終わった。レアル・マドリードは連勝がストップし、前日に勝利を挙げていた首位バルセロナとの勝ち点差が9に広がった。

 次節、マラガは27日に敵地でレアル・ソシエダと、レアル・マドリードは同日にホームでアトレティコ・マドリードとのダービーマッチに臨む。

【スコア】


マラガ 1-1 レアル・マドリード

【得点者】


0-1 33分 クリスティアーノ・ロナウド(レアル・マドリード)
1-1 66分 ラウール・アルベントサ(マラガ)