シグマは2月23日、Foveon X3センサーを搭載するレンズ交換式ミラーレス一眼カメラ「SIGMA sd Quattro」「SIGMA sd Quattro H」を発表した。発売日と価格は未定。
2012年に発表した一眼レフカメラ「SD1 Merrill」の基本コンセプトを継承したミラーレス一眼。レンズマウントはシグマSAマウントを採用し、「Contemporary」など同社のレンズ資産を利用できる。
sd QuattroはAPS-Cサイズのセンサーを搭載し、約3900万画素相当。sd Quattro Hは26.6×17.9ミリの新開発APS-Hサイズセンサーを採用し、5100万画素相当の高解像度を達成しているという。
内蔵メモリの高速化で、RAWデータで最大14コマの連続撮影が可能という。画像処理エンジン「TRUE III」をデュアル搭載し、信号の高速処理が可能だとしている。記録メディアはSDメモリーカード(SDXC対応)
ビューファインダー(視野率約100%/約1.09倍)は236万ピクセル。背面には3インチのメインモニターに加え、撮影情報を表示するサブモニターも搭載する。ボディーにはマグネシウム合金を採用し、防塵・防滴仕様としている。サイズは約147(幅)×95.1(高さ)×90.8(奥行き)ミリ、重さはsd Quattroが約625グラム、sd Quattro Hは未定。
Foveon X3は、センサーに3層のフォトダイオードを配置して色分離する「ダイレクトイメージセンサー」。フィルターが不要で、原理的に偽色が発生しないためローパスフィルターも必要とせず、高画質なのが特徴だ。